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広島・大瀬良 白熱ノーノ―投手同士の対決もまさかの今季ワースト5失点「実力不足です…」

スポニチアネックス / 2024年8月9日 6時31分

<巨・広>7回、4失点で降板する広島・大瀬良(撮影・村上 大輔)

 ◇セ・リーグ 広島0ー5巨人(2024年8月8日 東京D)

 広島は8日の巨人戦に敗れて7連勝で止まり、大瀬良大地投手(33)は今季ワースト5失点(自責2)で2敗目を喫した。7回に先制を許し、投げ合った戸郷にも痛打された。セ・リーグ4度目だった「同一シーズンでノーヒットノーランを達成した投手同士の先発対決」に敗れ、東京ドームでは18年4月の白星を最後に11戦未勝利。2位・巨人との直接対決を1勝1敗1分けで終え、9日からは3位・阪神との3連戦を迎える。

 手に汗握る投手戦が一転、大瀬良が7回に崩れた。終盤に手痛い大量失点。粘りきれずに肩を落とした。

 「結果的に1点取られてはいけない試合だったので、申し訳ない。甘くいったところもありましたし、実力不足です…」

 7回は連打で招いた無死一、二塁からモンテスに初球シュートを打たれ、左中間へ先制二塁打を許した。続く立岡を申告敬遠して無死満塁では投手・戸郷にも初球カットボールを狙われ、左前適時打を浴びた。守備のミスが絡み、走者3人が生還。これで一気に流れは巨人に傾いた。丸を空振り三振に斬り、続く吉川に四球を与えたところで降板。6回1/35失点(自責2)で2敗目がついた。

 「粘り強く投げましたけど、7回にそれができなかった」

 初球を丸に中堅フェンス直撃二塁打にされた初回を無失点で切り抜けると、4回1死二、三塁でも大城卓を二ゴロ。続く坂本の左翼フェンス際の飛球は跳び上がって好捕した末包に助けられた。3者凡退は2、3回のみ。毎回のように走者を背負いながら、中盤まで0を並べてきたが、7回に力尽きた。新井監督は「立ち上がりから、いい球がいっていた」と評価した上で、「大地だって点を取られる時はある」と受け止めた。

 巨人・戸郷が5月24日の阪神戦なら、大瀬良は6月7日のロッテ戦でノーヒットノーランを記録。同一シーズンで達成した投手同士の先発対決は、22年のロッテ・佐々木―ソフトバンク・東浜以来、セ・リーグでは06年9月23日のヤクルト・ガトームソン―中日・山本昌以来、4度目だった。1点の重みを十分理解していただけに悔しい結果。23年8月6日の5回から続いていた巨人戦での無失点は30回1/3で止まり、東京ドームでは18年4月15日を最後に11戦未勝利へ伸びた。

 「あまり(点を)取られて、切り替えることはできないですけど、終わったことなので、次しっかり対戦するときは抑えられるように頑張りたい」。敗戦のショックを引きずらず、次回の雪辱を期して前を向いた。 (長谷川 凡記)

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