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阪神・森下 右打者では岡田彰布以来の新人から2年連続2桁本塁打「もっと高みを目指していきたい」

スポニチアネックス / 2024年8月9日 5時17分

<ヤ・神>ファンの声援に応える阪神・森下(撮影・北條 貴史)

 ◇セ・リーグ 阪神6ー3ヤクルト(2024年8月8日 神宮)

 阪神は8日のヤクルト戦を6―3で制し、同一カード3連敗を阻止した。森下翔太外野手(23)が、0―1で迎えた4回に同点の10号ソロ。球団では現役時代の岡田彰布監督(66)以来となる、右打者による新人からの2年連続2桁本塁打を達成した。5回は、4番・佐藤輝、5番・大山とクリーンアップトリオで3者連続適時打。この3人が中軸で打点を挙げれば7戦全勝と不敗神話を継続させ、神宮での連敗も5で止めた。 

 森下が、虎党の大歓声を独り占めした。ヒーローインタビュー。「(9連戦は)あと6戦あるので全勝したいと思います」。そう言って締めると、この日MAXの「森下コール」に包まれた。

 「変化球が多かったですし、2打席目も真っすぐ、真っすぐできていた。いい角度で上がってくれた」

 嫌な流れを断ち切ったのは、1点ビハインド、4回先頭で迎えた第2打席。カウント1―1からの3球目、吉村の緩いカーブを読み切った。一振りで仕留めた打球は、左翼ポール際に吸い込まれる10号ソロとなった。

 前夜の試合は4点劣勢の展開の中、雷雨のため5回途中でコールドゲームとなり、半ば消化不良で試合を終え同一カード3連敗だけは避けたい重要な一戦だった。球団の右打者では岡田彰布以来となる新人からの2年連続2桁本塁打。それでも、「10本だけで満足せずに、もっともっと高みを目指していきたい」と表情を緩めることはなかった。

 この一撃が猛虎打線を活気づけた。4回には前川が勝ち越し打。1点リードの5回1死満塁で第3打席を迎えた森下は、外角のカットボールを引っ張り込んで三遊間を破る2点適時打を放った。1回の左前打を含め、今季4度目となる3安打猛打賞。ここで佐藤輝が中前適時打、大山が左前適時打で続いた。序盤から打ちあぐねていた吉村を攻略。この回打者9人の猛攻で一挙4点を奪った。今季7度目となった、この中軸トリオでの打点そろい踏みでの全勝も継続した。

 チームは神宮での連敗を5でストップ。前半戦から打撃不振に苦しんでいた森下に対し、メディアを通して厳しい言葉を並べてきた岡田監督にも「あれでちょっと(周りに)火ついたよな」と同点アーチを称賛された。

 6日に連続試合打点が「10」で途切れても、安打数はこの日の3本で自己最多の80本に達した。「1戦目の時に打てなかったのが悔しかった。その分を取り返せたかなと。次、(京セラドームで)ホームゲームなので、この勢いのまま行きたい」。きょう9日からは2ゲーム差で追う首位・広島との3連戦。森下のバットがまた火を噴けば、首位奪還も見えてくる。(石崎 祥平)

 〇…2年目の森下(神)が4回に10号ソロ。昨季も10本を放っており、新人から2年連続で2桁本塁打に到達した。球団では21、22年の佐藤輝以来で、右打者では80、81年の岡田彰布以来。岡田は12年連続まで記録を伸ばしたが森下はどうか。

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