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阪神・前川 フォークに食らいつき決勝打「還せて良かった。事を起こしたら何とかなると思っていた」

スポニチアネックス / 2024年8月9日 5時17分

<ヤ・神>4回1死三塁、勝ち越し適時打を放ち、ポーズを決める阪神・前川(撮影・北條 貴史)

 ◇セ・リーグ 阪神6ー3ヤクルト(2024年8月8日 神宮)

 阪神・前川がしぶとく決勝打を叩き出した。同点で迎えた4回1死三塁。2―2と追い込まれながら外角低めに沈んだフォークに食らいついた。前進守備の三遊間を抜く一打で、チームを勝利に導いた。

 「ランナーを還したかったので、還せて良かったです。事を起こしたら何とかなると思っていた」

 直前の四球で出塁した佐藤輝の好走塁も、前川の気合をさらに高めた。「チャンスを広げてもらったので、何とか点を取れるように」。0―0の2回にはグラウンドに叩きつけるゴロで全力疾走し、三塁内野安打もマークするなど、2試合ぶりのマルチ安打で勝利に貢献した。

 左翼守備でも魅せた。0―0の2回1死一塁に太田の打ち上げたファウルフライを、ブルペンの段差を回避しながらランニングキャッチ。「ちゃんと捕れたので良かった。明日からも頑張るだけ」。攻守でチームをもり立てた21歳の若虎は、後半戦もキーマンになってみせる。

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