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ソフトバンク・牧原大 “朗希キラー”健在 決勝2点打でM34に 「得意とかではない。たまたま」

スポニチアネックス / 2024年8月9日 5時3分

<ロ・ソ>ヒーローのソフトバンク・牧原大(撮影・長久保 豊)

 ◇パ・リーグ ソフトバンク6ー3ロッテ(2024年8月8日 ZOZOマリン)

 ソフトバンクは3試合連続で1番に起用された牧原大成内野手(31)が、0―0の2回に得意とするロッテ・佐々木朗希投手(22)から決勝2点適時二塁打を放った。対佐々木はこの日も2安打を放つなど、通算は24打数9安打3打点で打率・375のキラーぶりは健在。6月以来の先発だった石川柊太投手(32)は5月8日の日本ハム戦以来3カ月ぶりの3勝目を挙げた。2位のロッテにカード勝ち越し、優勝マジックは34に減った。

 この男なら、また打ってくれそうだ。そんな熱気が夏の夜に充満していた。もはや“朗希キラー”と呼ぶにふさわしい牧原大だ。

 「なかなか点は取れない投手。何とかここで1本出してやろうと冷静にいけた。直樹(佐藤)もよかった」

 2回2死一、三塁からファーストスイングで仕留めた。カウント2―1、3球連続続いたフォークを叩いた。センターへのライナーは横っ跳びした二塁手・藤岡のグラブの先を通過する。一塁走者・佐藤直も快足を飛ばし、生還。令和の怪物を攻略する決勝の2点適時二塁打となった。

 打席での積極性、思い切りが何よりも魅力の背番号8は、今カード3試合連続で1番に起用された。6日の第1戦は猛打賞とし、マジック36再点灯の原動力となった。「今年、全然ヒーローになれてなかったのでヒーローになれてよかった」と3試合で2度、ヒーローインタビューに呼ばれ謙遜していたが、堂々たる主役だった。

 初回先頭、見逃せばボールともいえる初球の低め直球を右前打。「最初からいくか迷ったけど、いい結果になった」。4回1死では空振り三振に終わったが、佐々木から3打数2安打2打点。通算でも24打数9安打3打点とし、打率・375。チームで佐々木との通算対戦打率が3割を超えるのは、現役では牧原大と柳町だけだ。

 試合前から準備も明確だった。先発の佐々木の際だけ、打席の前に立って打撃投手の直球を振り込む。「球が速いので、速球に合わせる。得意とかではない。たまたま、バットに当たっていいところに飛んでいるだけ」。チームとしても好球必打は是とした上で、追い込まれた場合も合計6球は投げさせるテーマが与えられるなど、あの手この手で5回までに9安打を浴びせ、降板に追い込んだ。

 「みんな、高めに浮いた球をさばいてくれた。初回からマックスの佐々木から、ナイス打線です」と小久保監督もご機嫌に笑った。

 これで6カード連続のカード勝ち越し。優勝マジックは34へと減らした。導いたのは間違いなく牧原大だ。10日の楽天戦から始まる9連戦を前に「(打順が)何番でも塁に出る。そこは変えず、熱中症にならないよう水分をとって頑張りたいです」。まだまだ熱い夏をこの男が盛り上げる。(井上 満夫)

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