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【甲子園】小松大谷の勝利は「オール石川」の勝利 激励メール、応援サポートで逆転勝ち「演出」

スポニチアネックス / 2024年8月9日 5時3分

<小松大谷・明豊> 初戦突破し、駆け出す小松大谷ナイン 

 ◇第106回全国高校野球選手権大会第2日・1回戦 小松大谷8ー4明豊(2024年8月8日 甲子園)

 小松大谷が能登の野球部から激励を受け取ったのは甲子園へ向かうバスの出発直前だった。LINEを通じて届いた小松大谷カラーに合わせた青いボードの写真。「必勝 再甲の舞台で!!」の大きな文字に「能登より愛をこめて」と添え、「甲子園優勝目指してがんばって」などの寄せ書きが並んだ。主将で4番の東野達(いたる)は「石川県民全員で戦っている」と決意を強くした。

 部長同士が同世代という縁もあって元日の震災でグラウンドが使えなくなった能登から合同練習を打診され、2月中旬に実現。校内の合宿所に招いた2泊3日で親交が深まり、野球を心から楽しむ姿にも触発された。「野球ができることが当たり前じゃないことが分かった。技術以外のところで成長してきた」。能登が石川大会2回戦で敗れた日本航空石川に準決勝で競り勝ち、たどり着いた聖地。日本航空石川も被災を乗り越えて今春選抜に出場した一校で、すべてがつながっていた。

 3点先行から逆転されて迎えた7回に5安打を集中。無死一、二塁から右中間へ再逆転の三塁打を放った田西称(たさい・とな)に東野も右前適時打で続くなど、16安打で打ち勝った。5回の守備では一塁手が頭に当てた飛球を二塁手・石浦慈人が地面寸前で好捕。1985年の初出場から3度目で念願の甲子園初勝利を一丸でつかみ取った。(千田 篤史)

 ○…石川大会決勝で敗れた星稜の吹奏楽部が応援団をサポートした。春夏合わせて38度の甲子園出場を誇る野球部などスポーツ応援を数多く経験しており、大型の金管楽器「スーザフォン」を5台所有。吹奏楽部の顧問同士が知り合いだったことで今大会では4台を貸し出した。下村健治顧問(46)は「少しでも甲子園の応援のお役に立てれば。決勝で敗れた相手なので、甲子園でも先に進んでほしい」とエールを送った。

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