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【甲子園】元DeNAスカウト部長が惚れた「プロでも飯が食える」明豊・木村留偉 東邦時代の関根ほうふつ

スポニチアネックス / 2024年8月9日 5時3分

<明豊・小松大谷>8回、小松大谷・山崎を中飛にする明豊・木村(撮影・大城 有生希)

 ◇第106回全国高校野球選手権大会第2日・1回戦 明豊4-8小松大谷(2024年8月8日 甲子園)

 【吉田孝司の目】今大会屈指の俊足選手として注目の明豊の外野手・木村留偉(3年)は野球センス二重丸だ。足の速い選手はたくさんいるが、それだけでは、プロの世界で飯は食えない。プラスアルファが大事になるが、まずはシートノック。1歩目の動き出しがいい。肩は普通だが、1歩目の動き出しに50メートル走5秒9の加速力が加わるから守備範囲は広そう。代走に加え、守備固めをできることが1軍出場への近道になってくる。

 2安打した打撃はバットが外回りすることもあったが、コンタクト能力が高い。DeNAのスカウト部長時代に獲得した関根大気を思い出した。当時は巨人・鈴木尚広に代走で走られまくった。編成会議で「ウチも走れる選手を獲れ!」となり、それで東邦(愛知)の関根に目をつけた。足があって守れる選手の良いところは、長い間プロで練習するうちに打撃も成長していくところ。関根も体が大きくなって去年は3番も打った。木村はまだまだ線が細いけど「関根曲線」を描ける素質がある。

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