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田中希実 準決勝敗退も魂の4分切り「幸せな時間」 決勝返り咲き誓う「もう1回立ってみせる」

スポニチアネックス / 2024年8月9日 2時54分

田中希実(ロイター)

 ◇パリ五輪第14日 陸上(2024年8月8日 フランス競技場)

 女子1500メートルの日本記録保持者で21年東京五輪8位入賞の田中希実(ニューバランス)は、2大会連続の決勝進出には届かなかった。準決勝1組で3分59秒70で11着となり、突破ラインの6着に入れなかったが、日本記録(3分59秒19)をマークした東京五輪以来、3年ぶりに4分を切った。

 「決勝に進めなくて凄く残念だったけど、いつかもう1回立ってみせると新たな気持ちをつくれた。もう一度、4分を切るということをが日本人にも可能だと、この場を借りてお見せすることができた。タイムだけじゃなく、中身の詰まったレースになった」

 予選は1組で4分4秒28の11位。順位通りなら敗者復活戦に回るところだったが、ラスト200メートル付近で海外選手と接触したことで救済され、準決勝の舞台に立っていた。

 救済を知ると「自分の中で凄く頑張ったからこういった運が巡ってきたんじゃないかな」と話しながら号泣。「またスタートラインに立つことができたので。今日(予選)以上に自分のためにっていう部分もしっかり持ち直して、ほんとにたくさんの人と一緒に楽しみ尽くすレースがしたいと思います」と完全燃焼を誓っていた。

 予選落ちだった5000メートルを含めて、田中のパリが終わった。「苦しい時間が思ったより長い大会になった。私にとって必要な試練だった。ただ苦しいだけではなく、私に与えられるべくして与えられた幸せな時間。その時間を味わえたことがうれしい」。様々な感情が交錯したパリの経験が、今後の糧となる。

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