【男子ゴルフ】“短パン”解禁!!8割が快適プレー 首位は“長ズボン”小浦63 蝉川2差3位

　◇横浜ミナトチャンピオンシップ～Fujiki　Centennial～第1日（2024年8月8日　神奈川県　横浜カントリークラブ＝7207ヤード、パー71 ）

　99年の日本ゴルフツアー機構発足後初めて短パンでのプレーが可能となり出場150人中、120人が短パンでプレー。長ズボンで回った小浦和也（31＝NEXTEP）が63をマークし首位に立った。短パンの蝉川泰果（23＝アース製薬）ら7人が65で3位。同じく短パンの石川遼（32＝CASIO）は72で107位と出遅れた。

　近年の猛暑を受け解禁された短パンでのプレー。1打差2位の阿久津は「断然プレーしやすいです」と16番で5メートルを決めるなど64で回り笑顔。カラフルなデザインのパンツを着用し「少しビーチパンツっぽいんですけどメーカーさんも喜んでました」と存在感をアピールした。3位の中山も「体感温度が全然違います。長ズボンだったら最後ヘトヘトになっていたと思います」と笑顔で振り返った。

　一方で首位の小浦は長ズボン派。難病指定の突発性血小板減少性紫斑病（しはんびょう）の持病があり「マダニにかまれたらまずいので」と肌の露出を避けた。桂川のように紫外線対策のため長ズボンを着用する選手もいたが、初日の半ズボン派は全体の8割を占めた。

　≪松山銅に刺激　蝉川2差3位≫昨年大会2位の蝉川が2打差の3位につけた。「リベンジしたいという気持ちと今季初優勝したい気持ちは常々あります」と好スタートにも気を引き締める。パリ五輪は「普段テレビを見ないので」と観戦しなかったが、東北福祉大の先輩の松山の銅メダルには「ビッグタイトルになればなるほど強いなと思いました」。次のロス五輪に向けては「興味はあります。五輪選手って言われたらうれしいし、格好良いですよね」と話していた。