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藤波朱理 憧れた親子肩車は苦笑いで「難しい」3月手術は「今この瞬間を輝かせてくれるための経験だった」

スポニチアネックス / 2024年8月9日 5時23分

<パリ五輪・レスリング女子53キロ級決勝>金メダルを手に笑顔の藤波(撮影・岡田 丈靖)

 ◇パリ五輪第14日 レスリング(2024年8月8日 シャンドマルス・アリーナ)

 女子53キロ級で公式戦136連勝中の藤波朱理(20=日体大)が8日、決勝で世界ランキング1位のルシア・ジェペス(エクアドル)を圧倒的な強さで下し、公式戦137連勝で金メダルを獲得した。

 金メダルを手に、「やりました~。思ってたより重くて、これがずっとほしくてやってきたので、手に入れることができて本当にうれしいです」と満面の笑み。「自分一人の力で闘った感覚では全くなくて、たくさんの人の応援、たくさんの人の支えで今の自分がありますし、本当にみんなで闘ってみんなで勝ち取った金メダルだと思います」。家族や支えてくれた方々への感謝の言葉を口にした。

 五輪3連覇の吉田沙保里さんの父子肩車に憧れていた20歳の五輪女王は「難しいです」と苦笑い。実現はしなかったものの、金メダルが決まると、父・俊一さんに飛びついて喜び、2人で日の丸を持ってウイニングラン。観客席で見守った母・千夏さん、祖母・中山武子さんとも抱擁して、喜びを分かち合った。

 3月には左肘を脱臼し、手術を決断。ぶっつけ本番で挑んだ大舞台だった。「今、本当に最高の気持ちなんですけど、連勝記録とか言ってもらうことが多くなって、順風満帆に見えるかもしれないんですけど、実は3月にも手術して、本当に(ケガ、手術を)やった瞬間というのは、もうダメかもしれないと思うこともあった」と振り返り、「今、金メダルを獲得して言えることは、全て起こることは必然というか、ケガも今この瞬間を輝やかせてくれるための経験だったんだなと今は思います」と続けた。険しい道のりの先につかんだ頂点。光り輝く金メダルに負けない最高の笑顔で締めくくった。

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