ライルズ、コロナ感染も「今晩の競技に参加することを選びました」米国陸連発表「彼の決断尊重」

ノア・ライルズ

　8日（日本時間9日）、ノア・ライルズ（米国）が男子200メートル決勝に臨み、19秒70（追い風0・4メートル）で銅メダルを獲得した。しかしその後、米国陸上競技連盟（USATF）が、ライルズが5日に新型コロナウイルスに感染していたと明かした。その上で今後の競技にも出場するという。

　カナダ公共放送「CBC」のレポーター、デビン・ハーロウ氏が自身のXでUSATFの声明全文を公開。声明では「ノア・ライルズが5日にCOVID-19の陽性反応を示したことを確認しました。それに応じて、USOPC（米国オリンピック・パラリンピック委員会）およびUSATF（米国陸上競技連盟）は、彼の健康、チームの福祉、および他の競技者の安全を最優先するために、迅速に必要なすべてのプロトコルを実施しました」と5日に感染していたことを発表。

　続けて「私たちの主要なコミットメントは、チームUSAのアスリートの安全を確保しながら、彼らの競技権を守ることです。徹底的な医療評価の後、ノアは今晩の競技に参加することを選びました」と新型コロナに感染しているが競技に出場することを報告した。

　「私たちは彼の決断を尊重し、引き続き彼の状態を注意深く監視します。組織として、メンバーの健康とパフォーマンスを守るために、CDC（米国疾病予防管理センター）、USOPC、およびIOC（国際オリンピック委員会）の呼吸器疾患に関するガイドラインを厳格に遵守しています」とつづった。

　今大会、ライルズは男子100メートルで金メダル、200メートルで銅メダルを獲得している。