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手負いの早田ひな、金メダル懸けた中国戦へ早くも準備に着手 渡辺監督も脱帽「頭が下がる。頼もしい」

スポニチアネックス / 2024年8月9日 7時19分

ポイントを挙げガッツポーズを見せる早田(AP)

 ◇パリ五輪第14日(2024年8月8日 パリ南アリーナ)

 卓球女子団体戦の準決勝が行われ、日本がドイツを3―1で下して決勝に進出し、銀メダル以上を確定させた。12年ロンドン銀、16年リオ銅、21年東京銀に続く4大会連続の表彰台となる。

 1回戦、準々決勝に続いて、左腕を痛めている早田ひな(日本生命)は平野美宇(木下グループ)とのダブルスに出場。きっちり3―1で勝利した。

 「初戦から第1試合に出て、同い年の2人がチーム自体も引っ張らないといけない。得点を決めるのが自分の役目。それが入れば平野選手の調子も上がる。張本選手は1人だからこそプレッシャーで苦しい部分もある。私たちがまず1―0で回すことが大事。そういう意味では良かった」

 そうテレビインタビューに答えた早田は、シングルス準々決勝で痛めた左腕の治療へと直行。決勝に向けて早くも準備をスタートさせた。そういった姿勢に渡辺監督は「徐々に良くなっている。一日中ケアをしていて、もの凄く丁寧に、そこまでやるのかというくらい。頭が下がります。頼もしいです」と語った。

 ここまで団体では負担の少ないダブルスのみ出場。渡辺監督は「いい感じで温存してこられた」と言う。悲願の金メダルを目指し、10日午後3時(日本時間午後10時)から最強の中国に挑む。

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