【甲子園】新潟産大付が初出場初勝利！17年全国Vの花咲徳栄破りスタンドも大興奮 県勢7年ぶり白星

＜花咲徳栄・新潟産大付＞　初戦突破に歓喜の新潟産大付ナイン　（撮影・後藤　大輝）

　◇第106回全国高校野球選手権大会第3日・1回戦　新潟産大付2－1花咲徳栄（2024年8月9日　甲子園）

　春夏通じて初の甲子園出場となった新潟産大付が花咲徳栄（埼玉）に競り勝ち、記念すべき甲子園1勝を挙げた。

　先発・宮田塁翔（3年）が2回に先制点を与えたものの粘投し、5回まで相手打線を1点に抑えた。

　エースの力投に応えるように、打線も0－1の6回2死三塁から7番・千野虹輝（3年）が左中間を破る適時二塁打を放ち、同点。7回には2死三塁から4番・多田大樹（3年）が左前適時打を放って勝ち越しに成功した。

　6回から継投した田中拓朗（3年）も相手打線を無失点に抑え、流れを渡さなかった。両チームとも無失策の締まった試合となった。

　2017年に全国制覇した経験を持つ強豪・花咲徳栄を破っての勝利にスタンドも大興奮。吹奏楽部はわずか8人しかいないため、柏崎高校など同市内の他校の生徒や柏崎市吹奏楽団に所属する社会人ら有志が集まり総勢約70人のブラスバンドを結成。息の合った音色で初めての聖地で躍動するナインを鼓舞した。

　新潟産大付ナインはハツラツとした笑顔で校歌を歌い、三塁側アルプスに駆け出し勝利を報告した。