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53歳の野仲茂が記録的な年長Vへ好位置キープ レジェンドに近付くVへ「そんなめっそうもない」

スポニチアネックス / 2024年8月9日 14時21分

野仲茂

 ◇男子ゴルフツアー 横浜ミナトチャンピオンシップ~Fujiki Centennial~ 第2日(2024年8月9日 神奈川県 横浜カントリークラブ=7207ヤード、パー71)

 3位で出た大会コースの横浜CC所属の野仲茂(53)が、4バーディー、1ボギーの68で回り通算9アンダーまで伸ばし、21年日本プロ以来の予選通過を果たした。ホールアウトした時点では、首位に2打差の4位につけている。

 「上出来じゃないですか。予選を通るか、通らないかでやってたんで。普段回っている時と試合になる時では、コースも変わるけど気持ちもだいぶ変わるんで…。本当は予選カットとの戦いでしたけど良い方向にいきましたね。所属プロのめんつが立ってほっとしています」

 小技が光った。

 序盤の2番で第2打をショートしたが、20ヤードからの寄せをチップンバーディーとした。6番でも残り170ヤードからの7Iの第2打がグリーンからこぼれたものの、15ヤードのチップインバーディーを決め波に乗った。

 「いつも外すようなパットがほとんど入ってくれたので、それに救われましたね」

 大会コース所属ということで昨年も主催者推薦で出場。しかし気負いからリズムを崩し、通算7オーバーの119位で予選落ちを喫していた。

 はたから見ると所属コースでの試合は、地の利があってプレーしやすいようにも思えるが「アドバンテージというよりも逆にマイナイスですからね。コースのことを知ってるのは良いのですが、それ以上に怖さも知っている。それに、普段切らないようなピンポジションにカップを切るので、全く違うコースの印象になる。レイアウト的には、ティーショットのアドバンテージはあるんですけど、グリーン周りやグリーンはちょっと変わってくるので、いつもより集中してやっています」と明かす。

 それでもコース関係者の応援や地元の声援は大きな力になっている。

 「(コースの)メンバーさんや家族、知り合いの方がギャラリーで来てくださっているので励みになっています」と感謝する。

 さらに今回初めてキャディーを務めている長男・勇羽(18=ゆう)さんの存在も背中を押す力になっている。勇羽さんは高校時代はバドミントンの選手だったが、慶大進学と同時にゴルフ部に所属。「ゴルフを始めたばかりなので、良い勉強になるかなと思いました」と野仲の方から誘って親子タッグが実現した。

 「息子は“緊張している”と言っていましたが、僕はもう全然。本当は緊張しなきゃいけないんですが…。打つ時は集中して(ショットを終えて)歩く時は普通にしゃべりながら、ニコニコしながらやってます」と勇羽さんとのコミュニケーションが気持ちをリラックスさせ、プレーの良いリズムにつながっているようだ。

 まだ2日間を終えたばかりだが、記録的Vの期待も膨らむ。53歳10カ月2日でのツアーVとなれば、尾崎将司の55歳7カ月29日の最年長V記録には及ばないものの、杉原輝雄の53歳5カ月25日を抜いて、年長V記録保持者としては史上2番目となる。さらにツアーVは10年関西オープンを最後に遠ざかっているため、実現すれば13年11カ月20日ぶりの優勝となり、史上最長のブランクVとなる。

 「ジャンボさんに近づける?いやいや、そんなめっそうもない。予選を通っただけでも万々歳ですから。ジャンボさんとか、そういう方々の名前が出てくるとビックリしますよ。ああいう偉大な方は別格ですから。53歳で予選を通れたので、とりあえず大満足です」

 あすからの決勝ラウンドに向けては「せっかく予選通ったので、ベスト10を目指してできればと思います。今の若い人の中に入ってベスト10に入れたら優勝みたいなものですよ」と堅実な目標設定をしていた。

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