【甲子園】オリックス・吉田輝星「勇気をもらった」母校・金足農の試合観戦 9回猛追に「気合を感じた」

＜西日本短大付・金足農＞　初戦敗退に終わり、涙ながらにキャッチボールをする金足農・吉田　（撮影・後藤　大輝）

　◇第106回全国高校野球選手権大会第3日・1回戦　金足農4－6西日本短大付（2024年8月9日　甲子園）

　オリックスの吉田輝星投手（23）が9日、甲子園に訪れ、母校・金足農の一戦を観戦した。

　この日は試合のない移動日で同僚・曽谷龍平とネット裏から観戦。力投するエースの弟・大輝（2年）を見守った。

　試合後、吉田は球団を通じ「スタンドから見る甲子園はすごく楽しかったです」とコメント。「大輝とはLINEで“見に来てね！”と言われていたので“がんばってね！”というやり取りをしていました」と連絡していたと明かした。

　その上で「試合には惜しくも敗れてしまいましたが、9回の追い上げには3年生たちの気合を感じましたし、大輝にはその姿を見て、これからもがんばってほしいと思います」と3年生をねぎらい、2年生ながらエース背番号を背負った弟にはさらなる成長を願った。

　そして、「僕自身も後輩たちの姿を見てすごく勇気をもらったので、残りのシーズンも粘り強くがんばっていきたいと思います。」と後輩たちの姿が刺激になったとした。

　吉田は金足農の出場が決まると、校名入りのTシャツを全部員に差し入れ。「高校野球を観戦するのが一つの夢」と話していた。