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卓球男子 崖っぷち…張本智和 メガネのF・ルブランにフルゲーム負け マッチポイントから悪夢5連続失点

スポニチアネックス / 2024年8月9日 18時20分

<パリ五輪・卓球男子団体3位決定戦>第2試合、第2ゲームを得点を奪われる張本智(撮影・岡田 丈靖)

 ◇パリ五輪第15日 卓球(2024年8月9日 パリ南アリーナ)

 男子団体戦の3位決定戦で、日本は開催国・フランスと激突した。

 第1試合のダブルスの篠塚大登(愛知工大)戸上隼輔(井村屋グループ)が1-3で敗れた。第2試合のシングルスに登場したのは、エース張本智和(智和企画)だ。

 日本は7日の準決勝で、スウェーデンと約3時間半に及ぶ死闘の末に2―3で敗れた。張本は第2試合でシングルス銀メダルのモーレゴードを破ったが、命運を託された第5試合で2―0とリードしながらまさかの大逆転負けを喫した。

 試合終了後はぼう然とした表情を浮かべた後、コートに突っ伏し泣き崩れた。ショックは大きく、「この現実を受け止める方法が死ぬ以外にあるんだったら…。意味が分からない」と追い込まれた精神状態を吐露。3位決定戦について「今の気持ちで言えば頑張りたくない。力は残っていない」と話していた。

 失意から中1日で決戦の舞台へ。相手はシングルスで銅メダルを獲得した、メガネをかけた17歳、F・ルブラン。劣勢の第1ゲームは逆転で奪ったものの、フルゲームの激闘の末に「エース対決」を落とした。第5ゲームは10―7とマッチポイントを握りながら、悪夢の5連続失点。日本は0―2と崖っぷちに追い込まれた。

 フランスを撃破すれば16年リオ銀、21年東京五輪銅に続く3大会連続の表彰台となる銅メダルを獲得する。

 

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