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【甲子園】菰野が悲願の聖地初勝利 2年生エース栄田が150球完投 「途中でギア上げて…自分らしく」

スポニチアネックス / 2024年8月9日 19時18分

<南陽工・菰野>先発する菰野・栄田(撮影・中辻 颯太)

 ◇第106回全国高校野球選手権大会第3日・1回戦 菰野6-2南陽工(2024年8月9日 甲子園)

 16年ぶり3度目の出場となった菰野(三重)が南陽工(山口)を6-2で下し、春夏通じて甲子園初勝利を飾った。

 スタメン全員が2年生という顔ぶれ。先発登板した左腕・栄田人逢(2年)が6回まで無失点。7回は押し出し四球で1点を失い、なおも満塁とピンチを背負ったが最少失点で乗り切った。栄田は9安打2失点完投、150球を投げ抜いた。

 「最初はいつも通りいかなかったが、打線が良く、自分も頑張ろうと思った。途中でギアを上げました。緊張したが後半自分らしく投げられた。仲間を信じて、最後勝ち切ることができた」と振り返った。

 森田亮太監督も「怖さはあるが、本人の良さは複数失点を与えないピッチング。当初は9イニングで3イニング1失点ずつだったら、3点以内なのでそういうピッチングができたらと言っていたが、実際その通りやってくれた」と称えた。

 打線は初回、エンドランでつくった1死一、三塁のチャンス。今夏初スタメンで4番に抜てきされた背番号15・野田親之介(2年)が投ゴロ。併殺崩れの間に1点を先制し、野田は初打点を挙げた。

 3回には1死一塁から再び野田が内寄りの球を中前打。中堅手の失策が絡んで2点目を加えた。

 4回は1番・中川漣心(2年)の遊ゴロの間、6回も敵失とゴロの間に計2点としぶとく得点を積み重ねた。9回には、すでに投球数130球を越えていた栄田が左翼線適時二塁打でリードを広げた。14安打の猛攻を見せた。

 今夏は三重大会直前でに前監督が「不適切指導」の訴えを受け、森田亮太監督に急きょ交代。苦難を乗り越えて、聖地1勝まで駆け上がった。この日はOBで阪神の西勇輝投手も応援に駆け付け、先輩の前で歴史に名を刻んだ。

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