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元木咲良 秒殺!父娘悲願の五輪メダル獲得へ準々決勝進出決めた 父・康年さんはシドニー大会グレコ代表

スポニチアネックス / 2024年8月9日 19時40分

1回戦を突破した元木咲良(AP)

 ◇パリ五輪第15日 レスリング(2024年8月9日 シャンドマルス・アリーナ)

 女子62キロ級の元木咲良(22=育英大助手)が9日、1回戦でクリス タトゥンデ・インツェ(ルーマニア)を下し、準々決勝進出を決めた。

 初五輪は衝撃の秒殺デビューだった。開始早々、高速タックルを決めるとそのまま一気にフォール勝ち。あっという間の圧勝劇に会場から歓声が沸いた。声援に元木も手を挙げ笑顔。

 父・康年さんは00年シドニー五輪のグレコローマン63キロ級代表。父娘五輪出場を果たした元木の、親子悲願のメダル獲得への闘いが始まった。

 ◇元木 咲良(もとき・さくら)2002年(平14)2月20日生まれ、埼玉県出身の22歳。埼玉栄高、育英大を経て、今年4月から育英大助手。おむつが取れたころに父も指導する和光クラブで開始。中学校時代まで目立った成績は残せなかったが、高2だった18年の世界カデ選手権で優勝し、頭角を現す。22年の全日本選抜選手権では59キロ級で初の日本一。同年は世界ジュニア選手権を制し、世界選手権でも3位。その後に五輪階級の62キロ級に上げると、23年世界選手権で2位に入り、パリ五輪代表に内定した。家族は00年シドニー五輪男子グレコローマンスタイル63キロ級代表の康年さん、母、妹。

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