【サッカー女子】世界1位スペインはメダル獲得ならず…後半AT痛恨のPK失敗 ドイツが16年ぶり銅

＜パリ五輪サッカー女子　スペイン・ドイツ＞後半アディッショナルタイム、PKを止められ頭を抱えるスペイン代表プテリャス（ロイター）

　◇パリ五輪第14日　サッカー女子3位決定戦　スペイン0―1ドイツ（2024年8月9日　リヨン競技場）

　パリ五輪サッカー女子は9日に3位決定戦が行われ、世界ランク1位スペインが同4位ドイツに0―1と敗戦。初出場でのメダル獲得とはならなかった。一方、ドイツは08年北京五輪以来、16年ぶり4度目の銅メダル獲得となった。

　昨年のW杯女王として初出場ながら優勝候補と期待されたスペインは開幕戦で日本を下すなど、1次リーグ3連勝で堂々の首位通過。準々決勝は世界ランク22位コロンビアに苦戦しながらもPK戦を制し、初の4強進出。しかし、メダルに王手をかけたブラジルとの準決勝ではまさかの4失点を喫し敗戦した。

　そして、この3位決定戦でもドイツに苦戦。前半はMFボンマティがクロスバー直撃の惜しいシュートを放つも0―0で終了。後半も攻勢を仕掛けシュートを放つも、相手GKにことごとく防がれゴールならず。同19分には縦パスからDFラインの裏をつかれ、GKコルが相手選手をエリア内で倒してしまいPKを献上。これをMFグウィンに決められ先制ゴールを許した。

　反撃を狙うチームだったが、なかなかドイツ守備陣を崩せず。終了目前となる後半アディッショナルタイム7分、奇跡的にPKを獲得。しかし、MFプテリャスのシュートが相手GKに防がれ痛恨の失敗。そのまま試合終了となり、初出場の五輪はあと一歩でメダルを獲得できなかった。

　一方、ドイツはGKベルガーが好守連発でチームを勝利に導く大活躍。虎の子の1点を最後まで守り切って16年ぶり4度目の銅メダルを獲得した。