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ラケット折られた世界ランク1位・王楚欽 大トラブル乗り越え2冠達成!団体で中国V5に貢献

スポニチアネックス / 2024年8月10日 0時46分

男子団体戦決勝でプレーする王楚欽(AP)

 ◇パリ五輪第15日 卓球(2024年8月9日 パリ南アリーナ)

 卓球男子団体の決勝が行われ、中国が3―0でスウェーデンを下して5連覇を飾った。

 ダブルスの第1試合は、世界ランク1位の王楚欽が馬龍とペアを組んで登場。第5ゲームまでもつれ込む戦いを制した。

 第2試合はシングルス金メダルの樊振東と銀メダルのトルルス・モーレゴードという決勝の再現。これも第5ゲームまでもつれ込む熱戦となり、最後は樊振東が再びモーレゴードを振り切った。

 第3試合は王楚欽がシングルスを戦い、第1ゲームを11―9で先取する。続く第2ゲームを11―5。第3、4ゲームを落として並ばれたが、最終第5ゲームは11―2と圧倒して歓喜の瞬間を迎えた。

 王楚欽は孫穎莎と組んだ混合ダブルス決勝で北朝鮮ペアを下して金メダルを獲得した。だが、競技後の記念撮影でカメラマンが殺到した際に自身のラケットが折られていた。

 翌日の7月31日に迎えたシングルス2回戦では、モーレゴードに苦戦。優勝候補の本命と目されていたが、2―4とまさかの敗北を喫した。

 試合後、ラケットの影響を問われ「ラケットの影響で負けたわけではない。彼が強かったからだ」と潔く負けを認めた王楚欽。気持ちを新たにして団体に臨み、自身にとっては2冠を達成した。

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