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レスリング・高谷大地 金メダル王手!審判と判定も混乱する激闘制す“自身もビックリ”快進撃でメダル確定

スポニチアネックス / 2024年8月10日 1時32分

<パリ五輪 レスリング>男子74キロ級準決勝、決勝へ進む高谷大地(撮影・平嶋 理子)

 ◇パリ五輪第15日 レスリング(2024年8月9日 シャンドマルス・アリーナ)

 男子フリースタイル74キロ級の高谷大地(29=自衛隊)が9日、準決勝で第1シードのカイルダグラス・デーク(米国)を下し決勝進出を決めた。五輪3大会連続出場の兄・惣亮が立てなかった五輪表彰台にはたどり着いた。だが、ここまで来たら目指すは一つ。日本時間10日深夜に行われる決勝でも無心で金メダルをつかみ取る。

 「マジで?やばっ!」。思わず準々決勝に勝利した後にこぼれた言葉だ。自身も驚く快進撃。2戦連続圧勝で駆け上がって来た準決勝だったが、22年世界王者の第1シードも撃破した。

 前半いきなり失点し0―4と追う展開となったが、第1ピリオド終了20秒前に一気に大逆転。9―4で折り返すと、第2ピリオド開始早々に反撃を受け9―8となる。それでも自分から仕掛けるスタイルを貫き15―10とリードを広げ最後の30秒に。ここから組み合う2人の得点が二転三転。最初は17―12と表示されたが、19―12に訂正された。ここで米国側がチャレンジ。4分以上の審議により訂正された点数は米国のコーチも頭を抱える「20―12」に。残り5秒弱で再開されたが、しっかり逃げ切り決勝進出を決めた。ポイントの取り合いとなった大激戦に沸くスタンドに高谷は歓喜のポーズと雄叫び。第1シードに堂々の勝利を挙げ、笑顔で引き揚げた。

 パリ五輪内定が決まった際に「自分が五輪に出るなんて、普通に不可能なことだと思っていた。一つずつ積み重ねて結果に結びついたので、純粋にうれしい」と素直な思いを語っていた高谷。12年ロンドン大会から3大会連続で五輪に出場し、今大会は86キロ級代表争いで石黒隼人(自衛隊)に敗れた「タックル王子」こと兄の惣亮が届かなかった五輪の表彰台には初五輪でたどり着いた。だが、ここまで来たら目指すは一つ。無欲の快進撃で頂点まで一気に駆け上がる。

 ◇高谷 大地(たかたに・だいち)1994年(平6)11月22日生まれ、京都府出身の29歳。兄の影響で小1から競技を始める。京都・網野高から拓大に進み、13年全日本選抜60キロ級で初優勝。14年の世界選手権は65キロ級で初出場し7位、昨年は74キロ級で10位だった。自衛隊所属。1メートル66。3兄弟の三男で、次兄は五輪3大会連続代表の惣亮。

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