【サッカー男子】スペイン代表カメージョ 32年ぶり金導く決勝弾に歓喜「このチームは家族だ」

＜パリ五輪男子サッカー　フランス・スペイン＞ゴールを決め仲間から祝福されるスペイン代表カメージョ（上）（AP）

　◇パリ五輪第15日　サッカー男子決勝　スペイン5―3フランス（2024年8月9日　フランス競技場）

　パリ五輪サッカー男子は9日に決勝戦が行われ、スペインが開催国フランスとの死闘を延長戦の末に5―3で勝利。92年バルセロナ大会以来、32年ぶり2度目の金メダルを獲得。途中出場のFWセルヒオ・カメージョ(23＝ラージョ・バジェカーノ)が延長戦で2得点の大活躍を見せ、激しい撃ち合いを制した。

　ヒーローとなったFWカメージョは試合後「何か話すのは難しい。私は登録メンバーから外れた4人のうちの1人でした」と感慨深げ。今大会は登録メンバー18人のリストから漏れ、予備登録メンバーとして参加。この日はFWオモロディオンがメンバー外となった代わりにベンチ入りすると後半38分から途中出場。延長戦では2得点を決め、チームを優勝に導いた。

　延長戦での得点については「チームに感謝しなければならない。彼らは私を信じてくれて、私にもっと自信を与えてくれた。GKコーチは私が決勝点を決めることを夢見ていたと話してくれた」とチームメートやスタッフに感謝。

　続けて「我々はオリンピックチャンピオンという歴史を作りました。これは時間が経つにつれて、より大切な経験だったと思うようになるでしょう。我々は世界で最も幸せな“子供たち”であり、このチームは家族だ」と喜びを爆発させた。