1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 格闘技

性別騒動の女子ボクサー、イマネ・ヘリフが金メダル! アルジェリア勢28年ぶり五輪頂点

スポニチアネックス / 2024年8月10日 6時59分

イマネ・ヘリフ(AP)

 ◇パリ五輪第14日 ボクシング女子66キロ級決勝(2024年8月9日 ローランギャロス)

 女子66キロ級の決勝が行われ、性別騒動に巻き込まれたイマネ・ヘリフ(25=アルジェリア)は昨年の世界選手権優勝の楊柳(32=中国)を5―0で破り、金メダルを獲得した。ボクシングのアルジェリア勢では96年アトランタ五輪男子ライト級のホシネ・ソルタニ以来、28年ぶりの金メダルとなった。

 世界的に賛否両論が巻き起こり、対戦相手の行動やSNSでの誹謗(ひぼう)中傷にも苦しめられたヘリフの2度目の五輪は、歓喜の結末を迎えた。21年東京五輪はメダルを逃して5位だったが、パリでは決勝で本来自身より1階級上の中国のベテランに勝って頂点に立った。

 国際ボクシング協会(IBA)が主催した昨年の世界選手権での検査で、テストステロンの数値が男性並みだったとして大会途中で失格となった。国際オリンピック委員会(IOC)が競技を統括する五輪には2大会連続で出場できたものの、初戦の2回戦でイタリア選手がわずか46秒で棄権したのを機に性別騒動に巻き込まれた。「元男」「トランスジェンダー」など誤った情報も拡散され、元々対立関係にあったIBAとIOCは非難合戦を繰り広げた。

 相手陣営からさまざまな形で批判を突きつけられる一方、フランス国内に移民が多いアルジェリア人たちの熱狂的な声援を受けながら、リングに立ち続けた。大会途中に「アスリートへのいじめを控えてほしい」と訴えたヘリフは準決勝後、「この成果を誇りに思う。騒動は気にしていない」と気丈に話していた。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください