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【甲子園】宮崎商・上山「県民を勇気づける試合をしたかった」逆転負けに「悔いが残る」

スポニチアネックス / 2024年8月10日 11時44分

<中京大中京・宮崎商>7回、適時打を放つ宮崎商・上山(撮影・大城 有生希)

 ◇第106回全国高校野球選手権大会第4日・1回戦 宮崎商3-4中京大中京(2024年8月10日 甲子園)

 3年ぶり6回目の出場となった宮崎商は中京大中京(愛知)に逆転負けで初戦で姿を消し、宮崎県勢の令和初勝利はならなかった。

 4回に2点を先制されたが6回、先頭・甲斐夢都(3年)が中前打でチャンスメークすると、1死二、三塁から6番・日高有希也(2年)が中犠飛。なおも2死二塁から7番・小倉侑大(3年)の中越え適時三塁打で同点に追いついた。

 2-2の7回には2死三塁から4番・上山純平(3年)の左前適時打で勝ち越しに成功した。

 ところが先発した上山が直後の7回、相手4番・杉浦、5番・仲に連続適時打を浴びて逆転を許すと、打線も反撃できなかった。

 上山は「リードした場面で7回にああいう投球をしてしまって悔いが残る」と悔しさをにじませ「中村が足をつってしまったときに間が空いてしまった。気持ちの意思がうまくいかなかったです」とこの回の守備で遊撃・中村が足をつり、治療のため試合が中断したことで気持ちの切り替えがうまくできなかったと反省した。

 チームはその中村が終盤にマウンドにあがり、継投するパターンで宮崎大会を勝ち上がってきたが、足の負傷で登板できず、上山は「自分たちのチームは中村が最後締めるというチーム。その不安は大きかった」と吐露した。

 8日に震度6弱の地震が地元を襲い「円陣で地震の話になって。“元気を与える試合をするぞ”と。自分たちは継投のチーム。1球1球全力で腕を振るだけだと思っていた」とし逆転負けに「宮崎県民を勇気づける試合をしたかった。そこに結びつけられなかったのは悔いが残る」と肩を落とした。

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