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巨人・井上温大 プロ初勝利の場所で毎回の9K好投、今季5勝目 中日戦は今季2戦2勝、14回無失点

スポニチアネックス / 2024年8月10日 17時1分

<中・巨>力投する先発の井上(撮影・椎名 航)

 ◇セ・リーグ 巨人2―0中日(2024年8月10日 バンテリンD)

 巨人の5年目左腕・井上温大投手(23)が10日の中日戦(バンテリンD)で今季9度目の先発登板。6回2安打無失点と好投して2試合ぶりとなる今季5勝目(4敗)をマークした。

 この日も岸田とのバッテリー。だが、マウンドに上がる前の初回に3番・ヘルナンデスが左越え8号ソロを放って先制点が入り、背中を押されてマウンドへ上がった。

 すると、2回先頭の4番・細川を打ち取った当たりを三塁・中山が一塁へ高投(記録は内野安打)して塁に出したものの、4回までこの安打だけの1安打投球。5回には1死から宇佐見に二塁打されたが、無失点で切り抜けた。

 6回は岡林、福永の1、2番コンビをスライダーとフォークボールで連続三振に打ち取るなど3者凡退。この回を投げ切って降板し、ケラー、バルドナード、大勢の継投で逃げ切った。

 井上の投球内容は6回で打者21人に対して83球を投げ、2安打無失点。毎回の9三振を奪い、与えた四球は1つ、直球の最速は147キロだった。

 前回登板した3日のヤクルト戦(東京D)では勝利投手の権利を得るまであと1死と迫ってから連続四球を出して失点し、5回途中5安打3失点で降板。初回2死から山田を四球で歩かせたあとで村上に20号2ランを浴びて先制を許し、岸田の4号3ランで2回に逆転してもらいながら3者凡退が一度もない苦しい投球だった。

 中日戦は今季2度目の登板。前回対戦した7月3日(前橋)には97球を投げ、8回5安打無失点と好投して勝利投手となり、故郷に錦を飾っていた。

 バンテリンドームは2022年9月23日の中日戦でプロ初勝利を挙げた思い出の場所。また、これで今季の中日戦は2戦2勝、14回連続無失点となっている。

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