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赤崎暁が日本勢トップ、笑顔の6位!「ちょ~楽しかったっす。最高!」夢舞台で自己ベスト

スポニチアネックス / 2024年8月10日 17時12分

<パリ五輪・男子マラソン>6位でゴールする赤崎(撮影・岡田 丈靖)

 ◇パリ五輪第16日 男子マラソン(2024年8月10日 パリ市庁舎─アンバリッド(廃兵院)の42・195キロ)

 男子マラソンが行われ、赤崎暁(26=九電工)が、2時間7分32秒の自己ベストをマークして日本勢トップの6位に入った。大会前の自己ベスト2時間9分1秒は出場81選手中、75番目だったが、夢舞台で激走した。

 「ちょ~楽しかったっす。もう最高です!入賞できたことがうれしかったっす。いや、もう今までほんっと一番最高でした。楽しかったです。最高な一日だった。起伏のあるコースで7分台は自分にとっても良かった」

 赤崎は昨秋のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)2位でパリ切符を獲得。「自分の力、練習の成果を出せるように頑張りたい。集団から離れないように意識してレースしたい」と意気込んでいた。

 パリ市庁舎をスタートし、オペラ座、ルーブル美術館、コンコルド広場を通過し、ベルサイユ宮殿で折り返してエッフェル塔を通って、アンバリッド(廃兵院)がゴール。観光名所を巡るコースだが、中盤に待ち受ける急坂などがあり、五輪屈指の難コースだった。

 20キロに到達するまでに3連覇を目指すエリウド・キプチョゲ(ケニア)が遅れる大波乱。赤崎は余裕を持った走りを披露し、25キロはトップで通過した。箱根駅伝の山登りの5区級の後半の急坂で順位を落としたが、30キロは3位と4秒差の5位で通過してメダル争いを展開。最後まで粘りに粘った。

 92年バルセロナ五輪で銀メダルを獲得した森下広一以来、日本勢32年ぶりの表彰台には届かなかったが、初出場の26歳が死力を尽くして42・195キロを駆け、笑顔でゴールにたどり着いた。

 大迫傑(ナイキ)は2時間9分25秒で13位、小山直城(ホンダ)は2時間10分33秒で23位だった。

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