女子マラソン前田穂南がパリ五輪欠場 右大腿骨疲労骨折 補欠解除済みで入れ替えなし

前田穂南

　日本陸連は10日、女子マラソンの日本記録保持者・前田穂南（天満屋）が11日に行われるパリ五輪の女子マラソンを欠場すると発表した。

　右大腿骨疲労骨折のため。日本陸連によると7月31日の練習で患部に張りを感じたが、本番に向けて調整を続行。その後もチームドクターの診断、レントゲン検査、エコー検査でも大きな初見は確認されなかったが、今月9日のMRI検査で「右大腿骨疲労骨折」と診断された。

　日本陸連は「チーム、コーチ、選手と話し合い、この状態でマラソンに出場することは今後の選手生命にも関わる重大な問題であるため、本連盟として欠場を判断いたしました」とした。

　補欠解除指定日は今月2日。その時点で前田は調整を続けており、2日に補欠は解除されており、入れ替えはない。日本からは鈴木優花（第一生命グループ）と一山麻緒（資生堂）の2人が出場する。