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森秋彩、ボルダー7位で後半のリードへ 1完登もサイズ差が響き出遅れ クライミング女子複合決勝

スポニチアネックス / 2024年8月10日 18時41分

ボルダーで苦戦する森秋彩(AP)

 ◇パリ五輪第16日 スポーツクライミング(2024年8月10日 ルブルジェ・スポーツクライミング会場)

 スポーツクライミング女子複合の決勝は前半のボルダーが行われ、五輪初出場で世界ランキング3位の森秋彩(あい、20=茨城県連盟)は1完登の39.0点にとどまり7位通過となった。メダル圏内の3位オシアナ・マッケンジー(22=オーストラリア)とは20.7点差で、後半のリードは現地時間午後0時35分(日本時間同7時35分)からスタートする。

 決勝進出8選手のうち6人が完登した第1課題が、身長1メートル54とサイズで劣る森にとって最初の鬼門となった。5人目の登場でスタート直上のホールドをつかむことができず、何と無得点。同じく6人が完登した第2課題では焦りも見られ、4度目の試技で10点に到達(9.7点)するのがやっとと、大きく出遅れた。第3課題では3度目の試技でゾーン2を突破すると最初の完登者になった(24.8点)が、第4課題は距離のあるスタートからゾーン1へ3度飛び移りながら、ゾーン2には到達できなかった。

 6,8日に行われた予選は合計150.1点の4位通過。予選前半のボルダーは11位と出遅れたが、より得意なリードで1位タイと巻き返した。あと1手で完登という内容に、「最後(トップのホールド)を取れなくてすごく悔しかったが、出し切れたのですっきりした」と手応えを口にしていた。

 21年東京大会から五輪種目に採用されたスポーツクライミングで、今大会は男子複合の安楽宙斗が銀メダルを獲得。女子は東京大会の女子複合で野中生萌が銀、野口啓代が銅メダルを獲得している。東京大会ではボルダー、リード、スピードの3種目で複合が実施されたが、パリ大会ではスピードが単独種目として独立。複合はボルダーとリードの2種目に変更された。

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