1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

森秋彩、4位でメダル逃す ベーカリーでアルバイトの20歳、リードは1位 スポーツクライミング女子複合

スポニチアネックス / 2024年8月10日 20時27分

<パリ五輪 スポーツクライミング女子複合決勝>リードに臨む森(撮影・小海途 良幹)

 ◇パリ五輪第16日 スポーツクライミング(2024年8月10日 ルブルジェ・スポーツクライミング会場)

 スポーツクライミング女子複合の決勝が行われ、五輪初出場で世界ランキング3位の森秋彩(あい、20=茨城県連盟)は135.1点で4位だった。スポーツクライミング女子の日本は五輪競技に採用された21年東京大会で野中生萌が銀、野口啓代が銅を獲得していたが、2大会連続メダルはならなかった。今大会の男子複合では17歳の現役高校生・安楽宙斗が銀に輝いていた。

 6,8日の予選は4位通過したが、決勝前半のボルダーで39.0点の7位と出遅れた。決勝出場8選手のうち6人が完登した第1課題で無得点に終わったのが響いた。第2課題は4度目の試技で10点に到達(9.7点)、第3課題では完登をマークしたが、第4課題は4.5点にとどまった。だが、得意とする後半のリードでメダル争いに浮上した。登るにつれてギアを上げ、ラストホールドに飛びついたものの惜しくも落下してリードは1位の96.1点。小柄な体で完投まであと1手と迫り、満員の観衆からスタンディングオベーションで称えられた。

 ”絶対女王”ヤンヤ・ガルンブレト(25=スロベニア)が168.5点で東京大会に続き連覇を果たした。

 ◇森 秋彩(もり・あい)

 ☆生年月日とサイズ 2003年(平15)9月17日生まれ、茨城県出身の20歳。1メートル54。

 ☆競技歴 父・正夫さんの影響を受けて小学1年でスポーツクライミングを始める。

 ☆成績 17年に世界ユース選手権のリードで金メダル。21年にボルダー・ジャパンカップで初優勝。23年は世界選手権リード女王。同大会複合3位でパリ切符を獲得。

 ☆学歴 手代木中からつくば開成高に進み、22年に筑波大に進学。スポーツ哲学の研究室に入り「人生の中でのスポーツの在り方やスポーツの諸問題を研究したい」と文武両道を貫く。

 ☆仕事 大学生になってからベーカリーショップでアルバイト。現在、同店のシフト表には森が五輪に出場する時間が書き込まれているという。「好きなパンは塩パンとコッペパン」。

 ☆音楽 「SEKAI NO OWARI」の大ファン。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください