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特別指定の新潟・稲村 プロの自覚持ってプレーを 12日にホーム京都戦

スポニチアネックス / 2024年8月11日 4時1分

京都戦に向けてプレーする稲村

 アルビレックス新潟は10日、聖籠町のアルビレッジで非公開練習を行い、12日のホーム京都戦に備えた。前節の磐田戦に途中出場した特別指定のDF稲村隼翔(東洋大4年)が、引き続きチームに同行。今季リーグ戦7試合に出場している期待のホープは、チームの一員としてピッチに立つ責任を感じ、勝利への強い意欲を見せている。

 来季加入が内定している稲村は、すでにプロの自覚が十分に芽生えている。ピッチに立てば特別指定もプロも関係ない。「このチームでプレーをさせてもらっている。その責任は人一倍出していかないといけない」と言い、勝利に導く役割を果たそうとしている。

 前節は後半35分から、6月の札幌戦と同じく左足のフィードと高さを期待されて左サイドバックで出場。出てすぐに右サイドへのサイドチェンジ、縦へのフィードを披露して、FW谷口の2度の決定機の起点となった。

 守備も堅実にこなしたが、チームは終了間際に失点。終盤は前線へのロングボールが多くなっていたため「特に退場者が出た後は蹴るのではなく、保持した方が自分たちのゲームで終われたかなと思う」と振り返る。

 「必要とされることはありがたい」。今季は大学と新潟を行き来しながらプレー。チーム事情を理解しつつ、外からの目も持ち合わせているからこそ改善点も見える。

 「試合の終盤で感じるのはみんなのエネルギーが落ちてきて、しゃべれる選手が減ってきていること。(小野)裕二さんは声を出して引っ張れる選手。後ろでそういう選手が出てくればいい。その役割を自分がやりたい」

 前節は平日にもかかわらず1万7000人超のサポーターが訪れた。彼らの思いに応えるためにも京都戦は結果で示す覚悟だ。「ホームでなかなか勝てていない。どんな形でも勝って終われればいい」と力強く話した。(西巻 賢介)

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