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山下美夢有 涙の4位…9番、16番の痛恨ダブルボギーが響く 表彰台に1打届かず

スポニチアネックス / 2024年8月11日 0時43分

メダルを逃し、悔しさをにじませる山下美夢有(撮影・平嶋 理子)

 ◇パリ五輪第16日 女子ゴルフ(2024年8月10日 ゴルフナショナル=6374ヤード、パー72)

 首位と2打差の3位から出た日本ツアー2季連続女王の山下美夢有(23=加賀電子)は5バーディー、2ボギー、2ダブルボギーの73で回り、通算6アンダーの4位タイとし、メダル獲得を逃した。

 4日間の戦いを終え、「今日のラウンドは9番、16番ともったいないダボを打ってしまって…特に16番のショットは悔やまれます」と唇をかんだ。メダルを狙える位置でスタートした最終日。「一打でもしっかりとれるようにやってはいたんですけど、なかなかティーショットが安定していなくて、セカンドもあまり寄らずというラウンドだったのかなと思います」と振り返った。

 山下は2番パー3でティーショットをピン奥3メートルにつけると、これを沈めてバーディーが先行。しかし、6番はティーショットをラフに入れると、グリーン左からのアプローチが寄らずボギー。7番も第1打を左に曲げ連続ボギーとした。8番パー3で3メートルのバーディーパットを沈めたが、9番パー5はグリーン左からのアプローチがオーバーして反対側のラフへ。4打目のアプローチも寄せきれず痛恨のダブルボギーとした。

 21年東京大会で銀メダルを獲得した稲見萌寧に続く、日本女子2大会連続のメダルを目指しバックナインに突入。14、15番と連続バーディーでスコアを伸ばしたものの、16番のパー3で第1打目が池につかまり再びダブルボギーとし、メダル争いから後退した。

 最終18番はバーディーで締めたが、表彰台にはあと一歩届かなかった。「凄い緊張感があって、楽しくプレーできてラウンドできたなと思いますし、悔しい結果で終わってしまったんですけど、これを次に生かせるように準備して頑張りたいと思います」。自らに言い聞かせるように語った23歳。メダルに届かず、大粒の涙を流した。

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