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ブレイキン・HIRO10「涙止まらない」予選敗退 神ワザ連発も低評価 判定不満の観客がブーイング 

スポニチアネックス / 2024年8月11日 1時3分

涙を浮かべながら観客の声援に応えるHIRO10(AP)

 ◇パリ五輪第16日 ブレイキン(2024年8月10日 コンコルド広場)

 パリ五輪唯一の新競技ブレイキンは男子1次リーグが行われ、A組の大能寛飛(19=ダンサー名・HIRO10)は予選敗退に終わった。

 HIRO10は初戦で中国人ダンサーと対戦。国際的に高く評価されているパワームーブを披露するとコンコルド広場のバイブスは最高潮に達した。しかし、完成度で相手に軍配が上がり、0-2で落とした。

 第2戦はSHIGEKIXとの日本人対決が実現。技術が詰まった技の応酬を見せたが、2ラウンドともSHIGEKIXが制した。

 1次リーグ最終戦は世界選手権王者の米国人ダンサーVICTORと対戦。HIRO10はヘッドスピンなど得意のパワームーブを連発し、会場は大興奮。しかし、0-2でVICTORが準々決勝進出を決めると、判定に不満の観客は大ブーイング。HIRO10は目に涙を浮かべながら観客の応援に感謝した。

 魂のダンスバトル後は「めちゃくちゃ楽しくて、ここまでやって来られたのも皆さんのおかげ。いろんな気持ちを考えて涙が止まらなくなった。最後は自分の大好きなブレイキンを見せられたのでうれしかったです。(初めての五輪は)あっという間で面白かったです。人生おもしれえっす」と語った。

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