ソフトバンク・有原が2戦連続の6失点 「チームにも中継ぎにも申し訳ない。反省しないと」

＜ソ・楽＞3回で6失点した有原（右）（撮影・成瀬　徹）　　　　　　　

　◇パ・リーグ　ソフトバンク6―13楽天（2024年8月10日　みずほペイペイD）

　エースがまさか…。リーグトップの10勝を挙げているソフトバンクの有原が2戦連続の6失点で5敗目を喫した。

　悔しさがにじんだ。「これだけ早くマウンドを降りてしまいチームにも中継ぎにも本当に申し訳ない。反省しないといけない」。7安打を浴びて移籍2年目で最短の3イニングでマウンドを譲った。

　初回2死から辰己を四球で歩かせると、鈴木大にチェンジアップを捉えられて右翼ホームランテラスに運ばれた。2回は村林のタイムリー、小深田の1号2ランで3失点。続く3回も立ち直ることができず、阿部のタイムリーでリードを広げられた。

　前回3日の日本ハム戦（みずほペイペイ）も7回を投げて8安打6失点だった。開幕から安定感抜群の投球を披露してきたが、らしくない投球が8月に入り続いている。もっとも、経験豊富な右腕に対して首脳陣の信頼は揺るがない。倉野投手コーチは「次回、絶対にやり返してくれると思っています」と力強く口にした。

　有原も「全体的に思ったところに（球が）いってない。そこの調整はしていきたい」と話した。きっちりと修正して、次回登板で必ず巻き返す。