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岸川勝也氏 ソフトバンク・山川のホームランはさすが しかし改善の余地はまだまだある

スポニチアネックス / 2024年8月11日 6時1分

<ソ・楽>8回、三振に倒れた山川(撮影・成瀬 徹)       

 ◇パ・リーグ ソフトバンク6―13楽天(2024年8月10日 みずほペイペイD)

 【岸川勝也 視点】楽天の古謝は打ちづらい。ソフトバンクの和田とよく比較されるが、手の上げ方はオリックスで活躍した星野伸之似だ。最後までボールが隠れている。星野は130キロ台だったが、古謝は140キロ台後半を投げてくる。

 山川が打ったホームランは内角を狙った真っすぐが、外角へ来た逆球だった。あそこまで飛ばすのはさすがだが、改善の余地はまだまだある。気になるのは左足。足を上げ、内旋しながら前に出るのが理想だが、今は外旋の動きになっている。左尻が引けて、左膝が投手に向いてしまう。だから下半身が打てる状態にならず、手を使うことができない。

 上体の力だけでも柵越えできる力はある。ただ、その後の三振は全くタイミングが合わないシーンもあった。優勝の先には短期決戦も控える。そこまでには本来の山川の姿に戻すことが、4番に課せられた使命である。 (スポニチ本紙評論家)

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