山下美夢有「次に生かせるように」メダルに1打届かず…JLPGA小林浩美会長に言葉をかけられて号泣

メダルを逃し、悔しさをにじませる山下美夢有（撮影・平嶋　理子）

　◇パリ五輪第16日　女子ゴルフ（2024年8月10日　ゴルフナショナル＝6374ヤード、パー72）

　首位と2打差の3位から出た日本ツアー2季連続女王の山下美夢有（23＝加賀電子）は5バーディー、2ボギー、2ダブルボギーの73で回り、通算6アンダーの4位タイとし、メダル獲得はならなかった。

　2番で2・5メートルを沈めてバーディー先行。6、7番では連続ボギーを叩くも、8番でバーディーを取り返した。しかし9番パー5ではグリーン左サイドからのアプローチがグリーンオーバー。第4打も寄せきれずダブルボギーを叩いた。後半に入り14、15番で連続バーディーを奪うも、16番パー3では第1打目が池につかまり痛恨のダブルボギー。最終18番はバーディーを奪ったが惜しくもメダルには1打届かなかった。

　ホールアウト直後は必死に悔しさを堪えていたものの、小林浩美JLPGA会長に声をかけられると山下は号泣。「今日のラウンドは9番、16番ともったいないダボを打ってしまって。特に16番のショットは悔やまれるホールだったと思っています」と声を振り絞った。

　6月の全米女子プロ選手権でメジャー自己最高の2位に入り、逆転で五輪切符を獲得。初の大舞台で4日間戦い抜き、「凄い緊張感があって、楽しくプレーできてラウンドできたなと思います。悔しい結果で終わってしまったんですけど、これを次に生かせるように準備して頑張りたいと思います」と必死に前を向いた。