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【甲子園】掛川西“富士山対決”制し60年ぶり夏1勝!60年前と同じ8月10日に校歌響く

スポニチアネックス / 2024年8月11日 5時3分

<日本航空・掛川西>応援団の元へ駆け出す掛川西ナイン(撮影・中辻 颯太)

 ◇第106回全国高校野球選手権大会第4日・1回戦 掛川西8―4日本航空(2024年8月10日 甲子園)

 半世紀以上遠ざかった夏の甲子園勝利が決まると、地鳴りのような歓声が掛川西ナインを包んだ。64年に延長18回再試合の末に八代東(熊本)を倒して以来の白星。60年前と同じ8月10日に校歌を響かせると、大石卓哉監督は「アルプススタンドに選手が駆け出すと本当に凄いなと」と声を震わせた。

 2800人が詰めかけたアルプスだけでなく、球場の半数以上を占めた大応援団が後押しした。拍手がこだまする中、同点の7回2死二塁から決勝の中前打を放つなど、2安打2打点で打線をけん引した4番・堀口泰徳(3年)は「甲子園が自分たちのグラウンドかのようで、凄いの一言です」と目を輝かせた。

 運命に導かれた一戦でもあった。前回出場した98年は、大石監督は主将として出場。智弁和歌山に初戦敗退を喫した日付も8月10日だった。富士山ダービーを制した後輩が26年前の屈辱を晴らし、指揮官は「山下(陸人)がキャプテンのチームが勝ってくれていい日になった」と笑った。

 常に昨日の自分を超えようと掲げた今チームのスローガンは「今日も今日勝つ」。選抜は75年に8強へ進んだが、夏は過去に2勝した経験がない。「毎日成長し続けて次に臨みたい」と堀口。創部124年目を迎えた伝統校が、甲子園100周年に新たな歴史を刻む。(村井 樹)

 ≪60年ぶりは3番目のブランク記録≫26年ぶり出場の掛川西(静岡)が初戦を突破した。甲子園での白星は8強入りした75年春以来だが、夏に限ると64年の1回戦・八代東(熊本)戦以来60年ぶり2勝目。初勝利も同じ8月10日だった。夏の60年ぶり白星は09年の関西学院(兵庫)70年ぶり、21年の長崎商69年ぶりに次ぐ3番目のブランク記録だ。

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