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ブレイキン 日本のエースSHIGEKIXがメダル王手!オランダ人ダンサーを圧倒し準決勝進出

スポニチアネックス / 2024年8月11日 3時26分

準々決勝に勝利したSHIGEKIX(撮影・小海途 良幹)

 ◇パリ五輪第16日 ブレイキン(2024年8月10日 コンコルド広場)

 パリ五輪唯一の新競技ブレイキンの男子準々決勝が行われ、金メダル候補・半井重幸(22=ダンサー名・SHIGEKIX)はオランダ人ダンサー・メノウィルヘルムス・ヘンリカス・ファンホルプ(35=ダンサー名・MENNO)と対戦。白熱のダンスバトルを制して準決勝に進出し、メダルに王手をかけた。

 SHIGEKIXは1次リーグ初戦で米国のビクトーバーヌーデス・モンタルボ(ダンサー名・VICTOR)と対戦。第1ラウンドは華麗なトップロックで会場の心をつかむと、ダイナミックなパワームーブを披露し大歓声を浴びた。このラウンドを獲得すると、第2ラウンドも音楽に合わせたフリーズなど緩急をつけたダンスを披露したが、米国のエースも力を見せて1-1で分け合った。

 第2戦はHIRO10との日本人対決が実現。第1ラウンドはSHIGEKIXが先に仕掛けると、音ハメからのフリーズを完璧に決めた。続くHIRO10は強みのパワームーブを発揮。持てる技術を駆使した技の応酬に会場のコンコルド広場のバイブスは最高潮に達した。この試合は完成度、音楽性が高く評価されたSHIGEKIXが2-0で制した。

 第3戦は中国人ダンサー・LITHE-INGと対戦。華麗なフットワークからパワームーブにつなげて相手を圧倒。第1ラウンドは全審判がSHIGEKIXに投票した。第2ラウンドも勢いのある回転技などを駆使したもののやや体勢を崩した場面もあり、このラウンドは相手が奪取。1次リーグ最終戦は1-1となった。

準々決勝は35歳のベテラン・MENNOと激突。決勝トーナメントらしいハイレベルなバトルを繰り広げながらも、SHIGEKIXは音楽と調和したフリーズやヘッドスピン、さらに逆回転のヘッドスピンも披露し会場を魅了。音楽性や完成度でも高い評価を受け、3-0で快勝した。

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