ブレイキン・SHIGEKIX 準決勝で“親友”に惜敗 銅メダル目指し3位決定戦でラストダンス

準決勝に臨んだSHIGEKIX（右）（撮影・小海途　良幹）

　◇パリ五輪第16日　ブレイキン（2024年8月10日　コンコルド広場）

　パリ五輪唯一の新競技ブレイキンの男子準決勝が行われ、金メダル候補・半井重幸（22＝ダンサー名・SHIGEKIX）はフィリップ・キム（27＝カナダ、ダンサー名・PHIL WIZARD）と対戦。ハイレベルな戦いを繰り広げるも敗れ、3位決定戦に回った。

　SHIGEKIXは1次リーグで大能寛飛（19＝ダンサー名・HIRO10）との日本人対決を制するなど、グループ首位で決勝トーナメント進出を果たした。

準々決勝は35歳のベテラン・MENNOと激突。決勝トーナメントらしいハイレベルなバトルを繰り広げながらも、SHIGEKIXは音楽と調和したフリーズやヘッドスピン、さらに逆回転のヘッドスピンも披露し会場を魅了。音楽性や完成度でも高い評価を受け、3-0で快勝した。

　準決勝は親友でもあるPHIL WIZARDと対戦。疲れを見せず高難度のパワームーブを連発したものの惜敗。銅メダル獲得を目指し3位決定戦に回った。

　現地時間9日の大会15日にはブレイキン女子が行われ、湯浅亜実（25＝ダンサー名・AMI）が金メダルを獲得。日本はブレイキンの強豪国でアベックVにも期待がかかっていたが、達成はならなかった。