【甲子園】早稲田実 夏の甲子園大会単独7位の44勝目 宇野主将会心の走者一掃逆転二塁打
スポニチアネックス / 2024年8月11日 10時43分
◇第106回全国高校野球選手権大会5日目 1回戦 早稲田実8―4鳴門渦潮(2024年8月11日 甲子園)
早稲田実(西東京)が接戦で鳴門渦潮(徳島)を破り、夏の甲子園大会では単独7位となる44勝目を記録した。
序盤から持ち味の打撃力が発揮された。0―2の2回2死満塁、2番・宇野真仁朗主将(3年)が一振りで試合をひっくり返した。鳴門渦潮先発・岡田力樹投手(3年)の投じたストレートを強振。打球は青空に鋭く高い弧を描き、左翼フェンスを直撃する走者一掃の逆転二塁打となった。西東京大会5試合で計58得点と圧倒的な攻撃力を見せつけた打線は中盤からも効果的に得点を重ねた。
試合は点の取り合いとなったが、常に先手を取り、2回以降は一度もリードを許すことはなかった。先発の国光翔投手(2年)は先制点こそ許したが、集中打が持ち味の鳴門渦潮打線に的を絞らせなかった。
06年には斎藤佑樹を擁し、夏は初めての全国制覇。清宮幸太郎(現日本ハム)がいた15年は4強に進出した。今年8月1日に開場100周年を迎えた甲子園球場。大会が甲子園球場で行われるようになったのは1924年の第10回大会からで、早稲田実は同大会に出場した学校で唯一、今大会への出場を決めた。節目の年に狙うは2度目の頂点しかない。
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