剥離骨折で全治2カ月 小池百合子都知事「山の日」記念式典を欠席 栗岡副知事代役務める

小池百合子都知事は投球後に体勢を崩す（撮影・尾崎　有希）

　国民の祝日「山の日」の趣旨を広める第8回「山の日」全国大会の記念式典が11日、東京・J:COMホール八王子で行われた。

　主催者代表として登壇予定だった小池百合子都知事は、開催前日に急きょ不参加を発表。6日、神宮球場で行われたプロ野球「ヤクルト―阪神戦」始球式での、左膝関節剥離骨折の影響を受けての欠席となった。

　司会を務めるフリーアナウンサーの川田裕美が「やむを得ない事情により欠席」と紹介すると、会場からはどよめきが起こった。

　この日、栗岡祥一副都知事が小池都知事の代役として登壇。主催社あいさつでマイクの前に立つと「みなさんこんにちは、ようこそお越しくださいました。たくさんの人と開催できることをうれしく思います。東京は多様で豊かな自然を有する世界でも類を見ない都市でございます。東京の緑を“守る、育てる、生かす”取り組みを強化し、自然と調和した持続可能な都市への進化を目指してまいります。私たちの生活と深く関わり、恵をもたらす自然を、多くの国民の共感を得ながら守り継いでいくことが重要です」と小池都知事からのメッセージを代読した。

　アルピニストの野口健氏、女優の釈由美子、フリーアナウンサーの川田裕美と、山と自然の魅力などを語り合い、次期開催地・福井の杉本達治県知事に「山の日」を象徴する「山の日帽」の引き継ぎも行った。

　小池都知事は6日、神宮球場で行われたプロ野球「ヤクルト―阪神戦」始球式に臨んだ際、左膝関節を剥離骨折。都は、全治2カ月で公務は当面自宅などからのテレワークで行うと発表している。15日の都戦没者追悼式には出席予定。