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巨人・菅野智之がリーグ単独トップの11勝目 完封逃すも自身4連勝と際立つ存在感

スポニチアネックス / 2024年8月11日 16時40分

<中・巨>6回、ピンチで石川昂を二飛に抑え、ガッツポーズの菅野(撮影・椎名 航)

 ◇セ・リーグ 巨人3―1中日(2024年8月11日 バンテリンD)

 巨人の菅野智之投手(34)が11日の中日戦(バンテリンドーム)に先発し、8回1/3、118球を投げ、9安打されながら1失点に抑え、自身4連勝でリーグ単独トップの11勝目(2敗)を挙げた。チームは2連勝で貯金を再び10とした。

 初回は、12球で3者凡退に抑える絶好の立ち上がり。坂本の左前適時打で先制点をもらった直後の2回は、1死から連打を浴びて1死一、二塁のピンチを背負ったが、木下をフォークボールで三ゴロ併殺に斬った。

 5回にも1死二塁のピンチを背負った。1死から木下の中前へのライナーに対し、中堅手のヘルナンデスがスライディングキャッチを試みた際に、左手首が大きく曲がるアクシデント。担架で運び出される中、菅野は集中力を切らすことなく、板山を空振り三振、大島を右飛に抑えた。6回2死二、三塁では、石川昂を内角直球で二飛に抑えた。走者を出しても冷静に後続を仕留めた。

 8回を投げ終えた時点で109球だったが、9回もマウンドへ挙がった。菅野は1死から細川、石川昂に連打を浴びて1死一、三塁のピンチを招き、村松に中前打されて完封を逃し、交代。守護神の大勢は1死二、三塁となったピンチを切り抜けた。

 打線は2回に坂本の左前適時打で先制。5回には丸の右前適時打で加点し、9回には代打・長野の一塁内野安打で加点した。

 菅野はこれで7月21日の中日戦(バンテリンドーム)から4戦4勝。この4試合は30回1/3を投げて自責はわずか3。優勝争いの中でその存在感、安定感は際立っている。

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