羽生善治九段 パリ五輪は「全然見ていなくて…」 超多忙な日々に苦笑い

ABEMAの収録に臨んだ羽生善治九段（撮影・我満　晴朗）

　将棋の羽生善治九段（53）が11日、東京都内のスタジオで行われたインターネットテレビ「ABEMA」の収録に臨んだ。昨年6月に日本将棋連盟の会長に就任。普段の対局に加え、来月迎える連盟創立100周年事業の準備など、超多忙な日々を送っており「パリオリンピックは全然見ていなくて…。結果もほどんど知らないんです」と苦笑いしながら明かした。

　会長職との二刀流をこなしながらも、棋士として今期は8勝4敗と好調を維持。タイトル戦出場まで王位戦はあと2勝、王座戦ではあと1勝まで迫った。ひのき舞台に立つ次のチャンスはALSOK杯第74期王将戦（スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催）。藤井聡太王将（22）＝7冠＝への挑戦権をかけて9月開幕予定の挑戦者決定リーグに出場する。「一戦一戦厳しい状況が続きますが、その中でも粘り強く継続して、上を目指してやっていきたい」と意欲を語った。