鹿島ポポヴィッチ監督「勝利への執着心で上回られた」 終盤の2失点で磐田に悪夢の逆転負け

鹿島のポポヴィッチ監督

　◇明治安田J1リーグ第26節　磐田2―1鹿島（2024年8月11日　エコパ）

　2位の鹿島は敵地で磐田に1―2で敗れた。前半38分にFW鈴木優磨のPKで先制したが、後半30分以降の2失点で悪夢の逆転負け。90～00年代に覇権を争った磐田相手に、17年以来7年ぶりの黒星を喫した。

　後半44分に喫した決勝ゴールは、相手スローインから一瞬の隙を突かれた。リスタートに対する守備陣の反応が遅れ、左サイドでMF植村洋斗がフリーになっていた。簡単にボールを通され、クロスから2失点目を献上した。ポポヴィッチ監督は「勝つために何をしなければいけないのかをしっかり考え、集中力を切らさなければ、ああいった場面は間違いなく起こらない。ジュビロさんに勝利への執着心で上回られた」と嘆いた。

　今季3度目の3連勝はならず。湘南に敗れた首位・町田に勝ち点で並ぶチャンスだったが、痛い足踏みとなった。2位をキープしたものの、3位に浮上した広島が1差に迫る。「我々のエネルギーを今日は発することができなかった。どういう要因があったのか、しっかりと分析していきたい」と指揮官。次戦は17日に浦和をホームに迎える。