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【パリ五輪】レスリング日本がメダルラッシュ締め!金8含む計11個 女子は史上初の出場全6階級でメダル

スポニチアネックス / 2024年8月11日 23時11分

パリ五輪レスリング女子でメダルを獲得した(左上から時計回りに)尾崎野乃香、須崎優衣、藤波朱理、鏡優翔、元木咲良、桜井つぐみ

 ◇パリ五輪最終日 レスリング(2024年8月11日 シャンドマルス・アリーナ)

 パリ五輪のレスリング競技は11日に最終日を迎え、女子76キロ級の鏡優翔(22=サントリー)が決勝でケネディアレクシス・ブレーデス(米国)を3―1で下し金メダル獲得。男子フリースタイル65キロ級の清岡幸大郎(23=三恵海運)も22年世界王者のラフマンムサ・アムザドハリリ(イラン)を10―3で下し金メダルに輝いた。5日から始まり積み上げたメダルは、男女3カテゴリーで計11個。女子は史上初めて出場全6階級でメダルを獲得した。

 柔道、スケートボード、フェンシング、体操などの大会前半の活躍を受け、5日から始まったレスリング競技。閉会式も行われる最終日までの7日間で計11個のメダル獲得となり、まさにメダルラッシュ締めとなった。

 出場13選手中11選手がメダルを獲得した日本レスリング代表。まさにお家芸完全復活を印象付けるパリの夏となった。五輪4連覇の伊調馨、銅3連覇の吉田沙保里が引っ張ってきた女子レスリングも、しっかりと世代交代を果たし、今回最年長は須崎の25歳。今回金メダルを獲得した4選手は藤波朱理が20歳、桜井つぐみ、元木咲良、鏡優翔が22歳と未来は明るい。

 男子も力強かった。グレコローマンで40年ぶりとなる金メダルを獲得した文田健一郎、56年ぶりに日本の歴史を塗り替えた最重量クラスでの金メダルを獲得した日下尚、男子フリースタイルでは樋口黎と清岡幸大郎も金メダルに輝き、04年アテネ大会から競技採用された女子含めて3カテゴリーで8個の金メダルを積み上げた。

 今大会のレスリングの話題として「中継なし」「ティーバーだけ」などのワードがSNS上をにぎわしたが、それだけメダルラッシュの影響で注目を浴びたとも言える。柔道競技では「微妙判定」や「不可解ジャッジ」などが話題となったが、レスリング競技ではほとんどなし。普段は競技を見ない層からも「ルールが思ったより分かりやすかった」「一度覚えると、試合を見ててにわかだが楽しい」「勝敗の決め方が分かりやすい」「勝敗であまり揉めなそう」などポジティブな意見が多く見られた。今回のレスリング界の躍動を、4年後のロサンゼルス五輪までどうつなげていくか。

 公式戦137連勝で金メダルを獲得した藤波は言った。「連勝記録が注目されて私のことやレスリングが注目される、知ってもらえるきっかけになればうれしい」

 さらなるレスリング界の活性化へ、未来に光がさしたパリ五輪となった。

 <パリ五輪のメダル>今大会の日本選手団のメダル獲得総数は金メダル20、銀メダル12、銅メダル13の「45」で、16年リオデジャネイロ五輪の「41」を超えて海外開催五輪最多を更新。歴代でも21年東京の「58」に次ぐ数字となった。金メダルの獲得数も「20」に到達し、やはり21年東京の「27」に次ぐ数字となり、海外開催五輪では04年アテネ大会の16を大きく上回る「20」となった。

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