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阪神の球団トレーナーが語る高橋の復活劇 結婚が転機…練習もリハビリも前向きに取り組むように 

スポニチアネックス / 2024年8月12日 5時16分

阪神・新井雄太トレーナー(右)と(左から)才木、高橋、伊藤稜、小川(新井トレーナー提供)

 ◇セ・リーグ 阪神4―0広島(2024年8月11日 京セラD)

 阪神・高橋遥人投手(28)が1025日ぶりの復活星を挙げるまでの道のりは厳しく、そして険しかった。その左腕を陰で支えた人々がいた。リハビリを担当してきた球団トレーナーの新井(にい)雄太氏(34)が秘話を明かした。

 高橋を支えたのが理学療法士・新井(にい)雄太球団トレーナーだった。何度も体にメスを入れ、先の見えない日々の中でも、前向きにリハビリに励んでいた左腕の姿を間近で見てきた。

 「落ち込んでも切り替えて、自分で物理療法の機械で治療したり、ストレッチもちゃんとやるようになった」

 高橋をポジティブ思考に変えた転機は結婚だったと証言した。「落ち込むこともありますけど、結婚してからその幅が小さくなった」。気分の波が小さくなり、練習も自らが前向きに取り組むようになった。

 以前はネガティブの塊だった。「このままじゃ1軍に戻れない。このままの自分じゃ通用しない」。そう口癖のように何度もつぶやいた。21年の左肘クリーニング手術前には、練習終わりに寮の自室に閉じこもり、夕食の時間まで降りてこないなどひきこもり気質。そんな男が、最愛のパートナーの存在を励みに復活を果たした。

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