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阪神・大山が生え抜きでは岡田以来の7年連続10号 復帰の高橋を「何とか助けたいと」初回には適時二塁打

スポニチアネックス / 2024年8月12日 5時16分

<神・広>8回、大山は本塁打を放つ(撮影・須田 麻祐子)

 ◇セ・リーグ 阪神4―0広島(2024年8月11日 京セラD)

 3年ぶりに晴れ舞台へと帰還した阪神・高橋に勇気を与えた。大山が初回、1点先制直後の2死一塁で左翼フェンス直撃の適時二塁打を放った。先発・九里が投じた初球の直球に見事反応。一走・佐藤輝が2点目の生還を果たした瞬間、二塁塁上で2、3度手を叩いた。貴重な援護点を生むと同時に一気に試合の主導権を握った。

 「きょうは遥人が投げるということで、何とかしたいという気持ちもあった。遥人が帰ってきてくれた、元気に投げてくれた、というのが一番うれしい」

 高橋は17年ドラフト2位で入団。16年に1位入団した大山にとって1学年下のかわいい後輩だ。高橋がデビューした18年以降、1軍の主力として歓喜も悲哀も共に味わった。度重なる手術に耐え、懸命に復活道を歩む「背番号129」の姿は、大山にも活力を与えたはずだ。待ちわびた共闘の場。試合前練習中には、登板に備えてベンチへ引き揚げる左腕に声をかけ、緊張を和らげた。試合が始まると一塁から何度も激励した。1009日ぶりのマウンドを必ず勝利で彩るべく、野手として身を粉にして戦った。

 「毎日毎日、試合に勝つためにしっかりやりたいという気持ちはある。でもきょうは(高橋を)何とか助けたいという気持ちもあった。そういう意味では(打てて)よかった」

 3―0の8回2死では5番手・河野から左翼ポール際へ10号ソロを叩き込んだ。フルカウントからの6球目を引っ張り込み、鮮烈なダメ押し弾。これで18年から7年連続2桁本塁打に到達。球団では金本知憲以来で、生え抜きでは岡田彰布以来。生粋のスラッガーがまた一歩、伝説へと近づいた。

 きょう12日からは2差で追う2位・巨人との直接対決が待つ。「頑張ります」。短い言葉に決意を込めた。3差で追う首位・広島への挑戦権は譲らない。優勝争いからの脱落だけは、主砲のバットが許さない。(八木 勇磨)

 ≪入団2年目から≫○…大山(神)が8回に10号ソロを放ち、入団2年目の18年から7年連続で2桁本塁打に到達した。阪神の打者として7年以上連続は、03年から11年まで9年連続の金本知憲(広島時代の94年から18年連続)以来8人目。生え抜きでは岡田彰布が80年から91年にかけて12年連続で記録して以来、33年ぶり6人目。

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