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巨人・菅野 リーグ単独トップ11勝!68年ぶり球団最年長シーズン最多勝更新見えた!

スポニチアネックス / 2024年8月12日 5時33分

<中・巨>6回、ピンチで石川昂を二飛に抑え、ガッツポーズの菅野(撮影・椎名 航)

 ◇セ・リーグ 巨人3―1中日(2024年8月11日 バンテリンD)

 巨人・菅野智之投手(34)が11日の中日戦で、リーグ単独トップとなる11勝目を挙げた。完封目前だった9回1死で降板したが、1失点に封じ自身4連勝。同戦では開幕から4戦4勝となり、球団では最年長で自身4年ぶり4度目となる最多勝のタイトル獲得も視野に入ってきた。2連勝で2カードぶりの勝ち越しを決めたチームは、再び貯金10に到達。首位広島に1ゲーム差に迫った。

 まさに注文通りだった。7回1死一塁。1ストライクから外角低め137キロのフォークで二ゴロ併殺を奪った菅野は、納得の表情を浮かべた。「狙ってしっかり取れたので、めちゃくちゃ大きかった」。2点リードの終盤。上位打線につながれるのだけは避けたい場面で、8番・板山をきっちり料理した。

 9回途中1失点で、自身4連勝。後半戦は3試合連続のハイクオリティースタート(7回以上、自責点2以下)と抜群の安定感を支えているのがフォークだ。今季は握りを人さし指だけ縫い目にかけ「(バレーボールの)スパイクするイメージ」で投球。より打者の近くで落ちるようになり、全試合でコンビを組む小林も「今年は打者が反応してくれている」と評価した。要所でフォークが効くから投球の幅も広がる。菅野は言う。「フォークがなかったら、もっと早くつかまっていたと思うし、効果は大きい。落ちる原理はもう分かったので、落ちなくなることはないと思う」。代名詞であるスライダーに頼り切らないのが新たな強みだ。

 リーグ単独トップの11勝目。「何かタイトルを獲れたら」と口にする34歳が、4年ぶりの最多勝を射程に捉えた。35歳シーズンでの獲得なら球団最年長。ベテランの域に入ってきたが、事もなげに言葉をつなげる。

 「フィジカル的なところは全く落ちていると思わない。機能的なものも上がっている」。昨季の自己最少4勝から完全復活を遂げた右腕。100球を超えても150キロ台を連発し、その言葉を体現した。ましてや、23年に左肘を手術した1学年上の大野との2年ぶりの投げ合い。「特別な感情はあった。ロースコアでいいゲームができて良かった」と刺激を受けた。

 首位広島、3位阪神との激しい優勝争いは続く。「まだまだ勝負は先。何とか食らいついていきたい」。規定投球回にも再び到達。頼れる男は大きな背中で引っ張り続ける。(小野寺 大)

 ≪下柳らに続きセ年長3人目≫今季35歳シーズンの菅野(巨)がハーラー単独トップの11勝目。シーズン最多勝の最年長記録は05年下柳剛(神)の37歳シーズンで、35歳以上で獲得すれば16年和田(ソ)以来8年ぶり6人目、セでは前記下柳、14年山井大介(中=36歳)に次いで3人目の年長記録になる。また、巨人投手では56年別所毅彦の34歳シーズンが最年長。菅野に68年ぶりの記録更新の期待がかかる。

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