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日本ハム・清宮 母校・早実の甲子園突破祝福8号!球団通算8500号で新庄政権初貯金10

スポニチアネックス / 2024年8月12日 6時3分

<日・西>5回、2ランを放ちキヨダンスを踊る清宮(撮影・高橋 茂夫)

 ◇パ・リーグ 日本ハム8―7西武(2024年8月11日 エスコンF)

 愛する母校・早実の夏の甲子園初戦。日本ハム・清宮は結果が気になり練習中もそわそわしていたが、試合前に勝利の一報を聞き、力に変えた。前日の「応援弾」から2戦連発の祝砲は、名付けて「勝ってくれてありがとう弾」だ。

 「後輩たちが頑張っている姿を見ながら朝食を食べていた。パワーをもらいました」

 母校にはバッグと打撃用手袋を寄贈。勝利を願っていただけに、2戦連続の4番起用に気合十分だった。3―3の5回に1点を勝ち越し、なお1死二塁。ここまで7勝の新人左腕・武内から中押しの右越え8号2ランを放った。これが球団通算8500号で、19年の8000号に続くメモリアルアーチ。「僕に運が回ってきたかな。ラッキー」と笑みをこぼしたように、6回にも右前2点打で2安打4打点と輝いた。

 シーズン序盤は不振に陥ったが、前半戦ラスト2試合を8打数7安打、2本塁打で終了。球宴休みは札幌近郊の定山渓温泉でリフレッシュした。7日には前日の走塁ミスで新庄監督からゲンコツのハッパを受けたこともあってか、後半戦14試合で打率・385、5本塁打、18打点と一気に覚醒モード。期待の裏返しからなかなか褒めない新庄監督も「2年前に俺が痩せろと言ってないとライトフライ。痩せないと切れが出ないから。まだ信用していないけど、4番目でしっかり結果を出している」とちょっぴり認めた。

 今季最長タイの5連勝。新庄政権初で、19年7月27日以来1842日ぶりとなる貯金10に到達した。指揮官は「いいね。15までいったら面白いし、タカの尻尾が届くところまでくる」と手応え。通算57本塁打のうち、45発を7月以降に記録している夏男・清宮は「勝負の時期。もっと上を目指す」と言い切った。(田中 健人)

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