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【甲子園】広陵・中井監督 白ユニ初勝利「体感温度10度違う。黒はゆで卵ができる」酷暑対策で黒から変更

スポニチアネックス / 2024年8月12日 10時48分

<熊本工・広陵>応援団に挨拶し、引き上げる中井監督(前方左)ら広陵ナイン(撮影・中辻 颯太)

 ◇第106回全国高校野球選手権大会第5日・2回戦 広陵2―1熊本工(2024年8月12日 甲子園)

 広陵が逆転勝利を収め、中井哲之監督(62)が甲子園春夏通算40勝を挙げた。甲子園春夏通算40勝は木内幸男監督(取手二、常総学院)、阪口慶三監督(東邦、大垣日大)に並ぶ歴代7位となった。

 試合後、インタビューに応じた中井監督は「広島弁でいうとぶちうれしいですね。(高尾)響が粘り強く投げてくれた」と茶目っ気たっぷりに話した。

 また、酷暑対策として甲子園から帽子やアンダーシャツ、ヘルメットを黒色から白色に変更。新ユニホームで4季連続の初戦突破を果たし「白にして負けると何を言われるかわからなかったので、白にして勝てて良かったです。これから熱い中で連戦になっていくので、できることを1球1球集中して子供たちを信じて頑張っていこうと思います」と安どの表情を浮かべた。

 白に変更したきっかけについては「ますます爽やかに。それに選手ファーストですよね。夏前に白い帽子を購入して被っていたら、皆が涼しそうですね、と言われるし、黒と全然違う。特にヘルメットは全然違う。黒はゆで卵ができますよ(笑い)本当ですよ。体感温度も10度は違います。(きっかけは)自分が涼しいから。でも広陵の伝統はユニホームが変わっても変わらんわけです。ゴルフ好きな人が黒い帽子をかぶっていきますか?白ですよね。シューズも白がいいですよね。だからスパイクも白。6月くらいに広島が39.1度になった時があったんです。こんな熱い中で黒はないよな。スポーツメーカーの人と話をしても、売れる順番は紺、白、黒。黒は売れん、それを俺らに被らせていたのか、みたいな(笑い)10度違うんですよ」と説明した。

 先発のエース右腕・高尾響(3年)が5回2死三塁から熊本工の2年生エース山本凌雅に中前へはじき返されて先制点を許した。

 それでも味方打線が7回1死二、三塁から1番・浜本遥大が右前へ2点適時打を放って勝ち越した。

 高尾は8回1死二塁のピンチを招くも、2番・浦上雄宇を二直、3番・上田遥斗を一ゴロに仕留めて一打同点のピンチを切り抜けた。

 9回は1死二、三塁と一打サヨナラ負けのピンチを招いたが、最後は高尾が連続三振に打ち取り、9回6安打1失点、9奪三振の力投で中井監督に節目の勝利をプレゼントした。

 長く高校野球の歴史を彩ってきた両校。広陵は2年連続25度目の出場。熊本工は3年ぶり23度目の出場。広島県と熊本県の高校は過去5度の対戦があるが、意外にもこの名門両校の対戦は初めてとなった。

 全国的なファンも多い両校は、大会で残してきた数字も似ている。広陵は夏の大会は通算35勝で最高成績は過去4度の準優勝。熊本工も30勝を挙げ、過去3度の準優勝が最高だ。

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