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低反発バットの特性つかんでファインプレー 広陵の右翼手・田村「低い打球は落ちてこない」

スポニチアネックス / 2024年8月12日 17時47分

<熊本工・広陵>5回2死一塁、広陵・田村は二盗を決める(撮影・大森 寛明)

 ◇第106回全国高校野球選手権大会第6日 (2024年8月12日  広陵2―1熊本工(2024年8月12日 甲子園)

 一歩目で「捕れる」と確信した。初回1死二塁。右中間へ低い弾道で飛んできた打球に、広陵の右翼手・田村夏芽(3年)は突っ込むと、最後はスライディングキャッチで好捕した。完全なヒット性の打球に熊本工の二塁走者・松永昂大(3年)は三塁を回っており、二塁へ転送し併殺完成。初回のピンチを救った。

 「低い打球は伸びてくるというか、落ちてこないというイメージがあるので。捕れると思った」。低反発バットの導入で大会1号本塁打が出たのは大会6日目のこの日。高い打球はなかなか飛距離が出ない。ただ、ライナー性の打球は伸びてくるため、田村は瞬時の判断で「待たずに(ダイレクトで)捕りに行った」。導入後、実戦でつかんだ低反発バットの特性をギリギリのプレーで生かした。

 ダイビングせず、スライディングで捕球に行ったのには理由があった。「脱臼癖がるので」。1年時に左肩を脱臼して以降、際どい打球はスライディングキャッチを試みているという。その方が次のプレー(送球)に移りやすい利点もある。

 名前は夏芽(なつめ)。夏(7月19日)の生まれで、強く芽生えるという願いが込められている。その名の通り、夏の甲子園で見せた力強いプレーが伝統校同士の1点を争う好ゲームを彩った。

 

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