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【甲子園】東海大相模・藤田 “希少”な長身左腕 成長すれば凄い投手になる

スポニチアネックス / 2024年8月13日 5時2分

<富山商・東海大相模>先発して7回3安打無失点13奪三振の快投を見せた東海大相模先発・藤田(撮影・大城 有生希)

 ◇第106回全国高校野球選手権大会第6日・2回戦 東海大相模4―0富山商(2024年8月12日 甲子園)

 【元DeNAスカウト部長・吉田孝司の目】あるスカウトから「急成長した」と聞いていた東海大相模の長身左腕・藤田を見たが、長い手脚を生かした投球は素晴らしかった。150キロに近い直球に変化球も鋭い。特に外角に落ちるチェンジアップは、今永(現カブス)をほうふつさせる。

 2段モーションから左の軸足はしっかり地面に着地してぶれないから、ストライクが先行する。グラブをつけている右手の使い方もうまい。打者目線だと少し上がる右手に自然と目線が行って上体が浮く。だから三振を量産できる。

 左の長身投手で大成したのは大先輩の金田正一さん(故人)しか思い浮かばない。スリークオーターから変化球を武器に活躍した山本昌とはタイプが違うからね。僕がスカウト部長をやっている時、左投手は身長が低くてもテクニックで抑えられるタイプなら、と獲得してきた。だから長身で成長すれば凄い投手になる。終盤は疲れ気味だっただけに、さらにスタミナをつけるために練習に励んでほしい。

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